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【相続はまさにサスペンス劇場】

相続する前の関門として葬式費用が必要

誰が相続するにしても、まずはお葬式をしなければいけませんが、それには相当の費用がかかります。ある調査によりますと、現在の相場の平均で約200万前後と言われていますが、参列する人数や規模によっては、金額の変化も大きいと考えたほうが良いでしょう。



問題は、急な葬儀の場合、いきなりおひとりさまになった配偶者は、手持ちのお金がないということで、いつものように「お父さんの口座から」と故人になった夫の銀行口座からお金を引き出しそうとするでしょう。

でも、それはできないのです。


なぜなら、銀行や郵便局などの金融機関の窓口は、名義人が亡くなったのが分かるとすぐに閉鎖され、引き出しはもちろんのこと、口座振替などもできなくなるからです。それを知らずに葬儀社への支払いをしようと銀行に行ったら門前払いを食ってしまったということになるのです。

ですから、葬儀費用がなく、緊急にお金が必要になったときには、法定相続人である息子さんや娘さんと相談して、法定相続人全員の同意書などを添付して引き出さざるを得ません。

その場合にも、あとで法定相続人から、あらぬ疑いをかけられないように、口座から引き下ろした金額と葬儀にかかった費用の全明細を保存し、明確にしておきましょう。

こんなとき、強い味方になるのが生命保険です。

故人が生命保険をかけていて、受取人の名義があなただったら、こちらのほうを請求して葬儀の費用にあてることもできます。

生命保険の保険金は、請求すれば1週間、長くても1ヶ月ほどで支払われるようですので、あなたが保険金の受取人になっているのであれば、相続人の了解を得る必要はなく、あなたが遠慮なく勝手に使えます。

ただ、注意しないといけないのは、保険金は自動的にもらえるのではなく、あなたが請求することではじめて保険金が受け取れますので、留意してください。

いずれにしても、故人の葬儀費用に関しては、息子さんや娘さんがいるのなら、子供たちも含めた親族で相談をして決めるのが基本であり、ふだんからそういう相談ができるような家族間でのコミュニケーションが欲しいものです。




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