Menu ▼



コンテンツ

【相続はまさにサスペンス劇場】

相続とは争族と呼ばれるほど厄介なもの

テレビでサスペンスドラマなどを見ていると必ずと言っていいほど、家族や兄弟姉妹、親族との財産争いで、遺産分割がこじれ殺人事件まで起こしているシーンがありますが、ほんとうに相続とは争族なのです。



このように相続が親族間の争いに発展するのは、お金の多寡には関係なく、少しでもお金があれば、相続争いは起きる可能性があるのです。

本来なら、親が生きているうちに、子どもたちに死んだ後のお金の分配のことを話し合っておくべきであり、これをしてこなかった親のほうに問題があるように思われます。

理想を言えば、トラブルや争族バトルを避けるためには、家族や親戚との人間関係をふだんからうまく保っておけばいいのでしょうが、これがなかなか難しいようです。

ですから、いちばんいいのは遺言を残しておくことです。
ただし、遺言の内容が新たな争いの原因になることもありますので、とくに家族構成が複雑だったり、子どもたちの仲が悪いなど、家族間にトラブルがいろいろあるときには、ぜひとも公平な遺言にしておく必要があります。

世の中には遺言があったために、逆にあらたな争族の種を撒くことだってあります。

残された人は、「遺言を残してくれさえしていれば」と恨みがましく思うこともありますが、「なぜ、こんな遺言を」と、逆恨みするケースだってあります。


それでは相続の対象となる財産とはどういうものかといえば、現金、預貯金、不動産、株券など金目のものをはじめ、お金に換算できるものは全て含まれますが、一方、プラスの資産だけでなく、住宅ローンの残債やその他借金などのマイナスの資産も相続の対象になりますので、相続される方は気をつけましょう。

ただ、人はお金だけでは生きられないことも知っておきましょう。

金ほしや 地獄の沙汰も 金しだい
  さりとて金では行かれぬ 極楽の道


地獄ではお金が通用するといわれているのに、極楽だけはお金を積んでも中に入れてくれないようですね。

現世では、お金があれば、欲しいものは何でも手に入れることができるだけでなく、地位や名誉さえもお金で買えないことはないでしょう。

しかし、極楽の門だけは、ワイロが通用しないようです。

この門を通るために、あなたが生存中、自分自身の自由奔放な心や煩悩の炎をいかに制御して、他人や家族のためにどんなに尽くしてきたかということが大切であり、他人のためにどれだけ思いやりと愛情を注いできたかが、門を開く唯一の通行手形です。

要は、お金も確かに日常生活をしていくうえで、大切なことは申すまでもありませんが、ただし、人間は、「パンのみに生きるにあらず」といわれているように、人格を磨くことこそ、本来の人間の生れてきた意義ではないでしょうか。




おすすめサイト
お金の貯め方・使い方・増やし方と税金対策
うつ病の診断・原因・症状・治療と接し方

相続と贈与について
【相続はまさにサスペンス劇場】
相続とは争族と呼ばれるほど厄介なもの
お葬式の段取りは突然やってくる
相続する前の関門として葬式費用が必要
相続に伴う手続きだけはすぐにやろう
誰が相続できて取り分はどうなるのか
お腹に赤ちゃんがいたら相続権はあるの?
同じ母の子でも婚姻の子と婚姻外の子の相続分は異なる
養子の相続権はどうなの?
入籍していない人には相続権はない
嫁はいくら義母の介護をしても相続権はない
自分の親を介護したときには遺言書を書いてもらおう
相続の具体的な手続きについて
遺産の分割は具体的にはどうするの?
相続放棄と限定承認はどんなときにするの?
相続税はいくら納めたらいいの?
相続税で非課税になるものは何?
財産や負債の金銭的評価はどのように決まるのか?

【贈与について】
贈与税はいくらもらうとかかるのですか
居住用財産の妻への贈与は2000万円の配偶者控除がある
離婚時の財産分与は贈与にはならない
「相続時精算課税制度」で生前にまとまった金額が贈与できる
賢い生前贈与のやり方


おすすめサイト


. 
Copyright(c)2014 おひとりさま(シングル)の心構えと老後の対策 △TOP all rights reserved.