★ 一度読んだだけで満足していませんか? 読書が趣味の人は、そうでない人に比べて、「新しい知識を得たい」という意欲が強い分、脳をより働かせています。でも、本を数多く読んでいる人でも、一冊の本の内容が、どれだけ頭の中に入っているでしょうか。 以前読んだ本を、時間が経ってからもう一度読んでみてください。 半年から1年、できればそれ以上前に読んだ本がいいでしょう。 実用書やビジネス書だけでなく、小説やエッセイなど、読み返す本はどんなジャンルでもかまいません。自分では理解していたつもりでも「こんなこと、書いてあったっけ?」というような新しい発見があるはずです。 また、すっかり忘れていた内容が、読み進めるにつれてどんどん思い出されていくこともあるでしょう。繰り返して読むことで、本の内容がより深く頭に入り、理解が深まるのです。 ★ 以前読んだときは別の脳 あなたがこれまでに読んだ本の中で、あの本はあまり好きじゃなかった、あるいは最後まで読めなかったという一冊があったとします。その本を敢えてもう一度読んでみるというのも、脳にとって刺激的な体験です。 あなたの脳は日々変化しています。同じ本を以前読んだときと今読んだときでは、脳の状態はまったく異なるのです。 ですから、同じ本を読んだのに、以前とは別の感想を持つかもしれません。読み進めるのが苦痛だった本が、スラスラ読める楽しい本に感じられる可能性があるのです。 また、読者の心理状態によっても、本の印象は変わってくるものです。 自分の気持ちに当てはまる文を読んで感動したり、自分の抱えている悩みを解消するアイデアを見つけたり、気に入った本は二度、三度と読み返してみましょう。 |
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