★ 声を出して読むと脳に効く 声に出さずに読むことを黙読、声に出して読むことを音読といいますが、脳への刺激を考えると、文書を読むときはできるだけ音読することをおすすめします。とはいえ、所構わず声を出して本を読むと迷惑になってまうので、自宅で音読トレーニングのための時間を取るのがいいでしょう。 たとえば、毎朝、新聞の一面記事を声に出して読んでみてください。 決して大きな声で読む必要はありません。自分の耳に、自然に入ってくるくらいの大きさがいいでしょう。普段の話し言葉よりも早めのペースで読むと、脳に対してより効果的な刺激になります。 音読をすると、脳のたくさんの部分が刺激されます。 まず、並んでいる文字を文字と認識して、目で追うことになります。続いて、文字の種別を判断します。漢字とかなの違い、文字の意味、読み方、どう発音するのか、どんな意味を持つのかなどを確認したら、ようやく言葉として発声します。 発声した言葉は自分の耳にも届くので、意味を確かめながら、読み進めていくことになります。 ★ 言葉を発する機会が減っている人は注意! このように、音読は複雑なプロセスを経ることで、脳に多大な影響を及ぼします。 また声を出すこと自体にも、脳へのプラス効果が認められています。 普段、あまりしゃべらないという人は要注意です。 人間の脳は、使わない機能がどんどん衰えていくものです。 声を出さないでいると、意味のある言葉を考えて、声に出す能力が衰えてしまうのです。 人と会話する機会があまりない人は、長い文章を音読することで、自分の中の「話すための能力」が衰えないように鍛えましょう。 |
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