★ その日、食べたものさえ忘れていませんか? 日々の細かい変化に気づかず、目の前の用事を淡々とこなす生活をしていると、脳はどんどんだらけてしまいます。 勉強や家事、仕事などを前にしているときは、それに集中していることでしょう。 でも、それらの日常的で当たり前な出来事に対して、人はやがて「本気で覚える」ということをしなくなってしまいます。 記憶力を試すとき、よく「昨日の夜に食べたものが思い出せるかどうか」が問題になります。本気で覚えることがめっきり少なくなり、脳が衰えていくと「その日の昼に何を食べたか」さえ忘れてしまうケースも少なくないのです。 あなたは、自分の記憶力に自信がありますか? きちんと、今日の出来事を思い出すことができますか? ★ 取り入れた情報を整理し、誰かに伝える練習をする 一日に起こった出来事の数々を、ただ漫然とスルーしているだけでは、脳は衰えてしまいます。 「今日、起こったことは全部記憶してやるぞ!」というくらいの気持ちで、過ごしてみてはいかがでしょうか。 もちろん、なんの目的もないまま記憶するというのは難しいので、「その日の夜にSNSに書き込んでみる」という方法をおすすめします。 SNSは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」の略で、日記やコメントを書いてインターネット上で人と交流をするネットワークを提供するサービスのことです。 パソコンやスマホがあれば簡単に始められます。 「日記を書くのであれば、日記帳とペンでもいいのでは?」とお思いの人もいるかもしれませんが、実際の日記よりもインターネット上の日記のほうがいい点があります。 それは「確かに見せる文章」だということです。 自分だけしか読まない日記では、思ったことをただ書きつけるだけで構いません。でも、自分以外の誰かが読む可能性があれば、使う言葉にも注意が必要です。 うまく伝えるために内容を推敲して、表現にも工夫をしたくなるはずです。出来事を記憶するだけでなく、書き込む段階でも脳を使う機会が生まれるわけです。 誰かに見せる文章なのですから、できるだけ面白いことを書きたいものです。あなたの書いた日記に誰かがコメントを寄せてくれたら、モチベーションもグングン上がることでしょう。 ★ 毎日がネタ探し! 日常がもっと楽しくなる 日記を書く習慣が生まれた人は、まず普段の生活のあらゆる状況に対して、面白いことがないかを探すレーダーが発達します。 テレビを見ているとき、電車やバスでの移動中、喫茶店での休憩中など、どんなタイミングも耳と目を研ぎ澄ますことになります。 そして、目についた情報を記憶する能力も発達します。さらに、集めた情報を「日記に書くに値するか」を吟味する思考力が磨かれ、最後に頭の中でまとめた情報を文章にする能力が鍛えられるのです。 日記を書くというだけで、頭脳はこれだけたくさん働くのですから、パソコンは苦手という人も、ぜひチャレンジしてみましょう。 |
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