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離婚した夫婦の財産はどう分けるの?

慰謝料はどれだけもらえるのか

テレビなどで芸能人の離婚話が出ると、慰謝料が1億円などという景気のいい話が飛び交っていますね。

でも、実際には庶民の離婚には無縁の話です。現実にはっ、慰謝料への道は険しいと考えたほうがいいでしょう。



★慰謝料とは

慰謝料というのは、精神的・肉体的苦痛を与えられた相手に請求する損害賠償のことです。離婚の場合も同じように、その原因なった浮気や暴力などに対する、損害賠償を請求できることになっています。

問題になるのは、「責任の所在」です。
どちらが暴力を振るっているとか、浮気をしていたというようなときには、どちらに責任があるかハッキリしていますが、性格の不一致や、家族との関係など、責任の所在が不明瞭な場合、相手に慰謝料の支払い義務を主張するのは、なかなかけずかしいでしょう。

しかも、慰謝料の金額には明確な基準があるわけではありません。
相手があなたと「早く別れたい」と思えば、金額を奮発することもあるでしょうが、立場が逆になれば、あなたのほうが低い金額で妥協してしまうことだってあるはずです。

あなたが「離婚なんかしません」と徹底抗戦すればゴネ得になるかもしれません。

★慰謝料は離婚の手続きといっしょにしておこう

慰謝料は離婚の手続きといっしょに請求するといいでしょう。
夫婦の協議がダメなら家庭裁判所の調停、それでも話し合いができなければ、裁判で金額が決まります。ただし、調停や裁判の場合は、慰謝料の根拠となる証拠が大きな決め手になります。

ですが、相手から傷つけられることがわかっているのに、あえて結婚する人はいないので、その証拠集めが大変です。それでも最低限の証拠は集めておきましょう。
たとえば、暴力を振るわれたときの医師の診断書。
暴力を受けたときの日時、場所、具体的な様子などのメモ。
浮気相手からの手紙や電話の通話明細。
自分が受けた精神的・肉体的な苦痛を記録した日記も証拠になります。

★慰謝料は苦労のわりに小額

けれども、慰謝料は、仮に請求が認められても、「苦労のわりにはたったこれだけ?」という金額です。裁判所の統計では、ふつうのサラリーマンの場合、財産分与と慰謝料合わせて、200万円〜500万円が相場だということです。

いくら訴えてみても、相手にお金がなければ、絵に描いた餅であります。
つまり、慰謝料は相手のフトコロ具合次第、事情次第といったところでしょう。

なお、慰謝料は離婚成立後、3年間請求できますが、いったん離婚が成立してしまうと、現実的には、相手を巻き込むんで慰謝料を請求するのは難しいでしょう。

ですから、あなたが納得できないときには、「今後、一切の請求はしません」などという約束を文書で取り交わさないことです。




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