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「おひとりさま」が介護されるときの心構え

契約はすぐにはしないこと

老人ホームの見学には、素人だけでなく、ケアマネージャーのような福祉の専門家にも同行してもらい、ホームの実像について迫ってもらうことが大切です。



説明してくれたオプションの料金が、パンフレットにきちんと書かれたホームもあるだろうし、一見安く見えた月額料金が、聞いていくうちにどんどん増えていくホームもあります。

ホームのお金に対する誠実度は、のちのちトラブルを避ける大きなポイントになりますので、しつこいくらい聞くべきです。

お金のこと以外にさらに大切なことは「退去」に関することです。

「終身介護」と謳われていても、実際には利用者が退去を求められることは少なくありません。


国民生活センターには、「終身介護のはずなのに、退去して欲しいと言われて困っている」という相談がたくさん寄せられているようです。いちばん多いのは「病気やケガによる入院」が理由で退去を迫られるケースのようです。

日本の老人介護施設は介護の場であって、医療の場ではないと考えられているので、医師が常駐している介護施設はほとんどありません。「24時間看護体制」などを売りものにしている有料老人ホームも、実際には「24時間いつでも看護士に連絡が取れる」というだけです。それに看護士は医師の指示でしか動けないので、医療による治療が必要な場合は通院するか入院する、ということになります。

その場合、何ヶ月以上入院したら退去を求められるのか、また、大声、暴力、徘徊などで利用者に迷惑をかけたり、介護の重度化を理由に退去を求められることもあるので、どういう状態になったらホームを出なければならないのかなども、あらかじめ聞いておくことも大切です。

以上のようなポイントを押えて見学しましょう。

ここで、注意したいのは、気に入ったからとか、「もう空きはこれしかありません」などとせかされても、すぐに契約をしないこと。高価な買い物、というだけでなく、利用者のこれからにかかわることなので、少なくとも、4〜5ヶ所は見て比較し、気に入ったところがあれば、二度は訪ねてみて再検討も必要です。

最後に、契約書はよく読む、契約をめぐるトラブルの原因は、利用者が契約書をきちんと読んでいなかったことが多い。

できれば契約書は家にもち帰り、わからないところがあったら担当者に問い合わせ、納得してから契約しないと、トラブルが起こっても、しっかり読まなかった利用者の責任になってしまうので気をつけましょう。




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