最後に注意しなければならないのは、人によっては、老人ホームの入居に向かないタイプの人がいるということです。 とくに、おひとりさまは、自由気ままに暮らしたいと思って、自ら「おひとりさま」の道を選択した人もいるはずですが、そういう人は、ひょっとしたら向いていないかもしれませんね。 @まず、一点目としては、「共同生活が苦手な人」です。 老人ホームは、部屋が個室でも、食事は協同のホールでするところが多い。 レクリエーションも共同、お風呂も共同です。 自分の部屋以外はすべてが共有スペースになっているケースが多いので、とくにいままで、「全部、自分のスペース」だったおひとりさまには、大きなストレスになるでしょう。 A二点目としては、「他人から干渉されるのが嫌いな人」です。 介護はある意味では干渉の世界です。 「お茶を飲みましたか?」 「ご飯は早く食べてくださいね」 「お着替えはまだですか?」 と続きます。 こうした干渉は、自宅介護なら長くても1日数時間ですみますが、老人ホームでは、「ドタン!」と何かを落としただけでも、「どうしました?」と介護スタッフが飛んでくるでしょう。 おまけに、入居者のなかにはおしゃべりな人も、うるさい知りたがり屋の人も大勢いるでしょう。 B三点目は、「医療への依存度の強い人」です。 「あっちが痛い、こっちが痛い」と騒ぐ程度ならいいけれと、痰の吸引、インシュリン注射、経管栄養が必要となりますと、介護スタッフはこうした医療行為はできないので、入院ということになりがちです。 入退院を繰り返す人も、老人ホームには向きません。 だいたい、おひとりさまは、三点目を除いては、当てはまるケースが多いので、ある意味、向かないと言えるかもしれません。 自分の性格も考えながら、老人ホームの入居を決めましょう。 |
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