相手から良い介護を受けようと思えば、介護される側もそれなりの心構えが必要で、「お金を払っているのだから、それなりの介護をして欲しい」などと思っても、介護する側も人間ですので、お金だけで動いているわけではありません。 そのあたりを十分認識されて、介護されるための心構えを知っておきましょう。 @ 自分の精神状態と身体状況の異変に早く気づこう 仕事一筋の人は、身体の疲れも無視して仕事に励む結果、結果的に脳梗塞になったり、心筋梗塞などで倒れることとなって、要介護の状態になることがあります。こういう突発的に起こるような病気であっても、必ず身体には前兆があったはずで、それを無視しために、後遺障害で要介護になるケースも多いので、自分の心と身体の状態には敏感になっておきましょう。 A 自分の適応能力を知っておくこと たとえば、脳梗塞で倒れて次の日から介護されるような状態になった場合、昨日までは自分の指で箸を持って食事が当たり前のようにでき、あるいは自分の足でトイレに行って用を足すことはなど当然であったために、現在の自分の不自由な状況が受け入れられないことがあります。 良い介護を受けるためには、見栄などはる必要はなく、自分のできることと、できないことをしっかり相手に伝えることが大切です。 B 忍耐と我慢を放棄して気持ちに素直になろう 大病をしたことのない人は、少しぐらいの痛みがあったり、軽い病気であるような場合には、お医者さんにもかからず、そのまま我慢してやり過ごしてしまう人がいますが、これが結果的に病気治療の手遅れになる可能性があります。 早期発見・早期治療は、自分だけでなく周囲の人にとっても、結局は安いコストにつながるのです。我慢もほどとぼにして、痛いときには痛いと叫びましょう。 C 介護士に遠慮は不必要 介護されるようになれば、下の世話から、お風呂の入浴まで、世話になることになるわけですが、裸を見せることを嫌がったり恥ずかしがったりする必要はなく、相手はプロの介護士なのですから、遠慮なく身を任せることです。 介護士から言わせれば、ヘンな遠慮ほど、介護がしづらいことはないということだそうです。 |
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