相手から良い介護を受けようと思えば、介護される側もそれなりの心構えが必要で、「お金を払っているのだから、それなりの介護をして欲しい」などと思っても、介護する側も人間ですので、お金だけで動いているわけではありません。 そのあたりを十分認識されて、介護されるための心構えを知っておきましょう。 D 自分の気持ちをしっかり相手に伝えよう どんなに身近にいる家族であっても、あなたの痛いところや痒いところなどは、自分でしっかり相手に伝えなければ、あなたの今の気持ちはわかりません。 相手に、「私の言いたいことぐらい、わかってよ」「私の顔色を見たら、何が言いたいのか分かるでしょ」などと思っても、あなたの痛みは他人には分からないのです。 また、介護されて、気持ちがすっきりしたような場合には、はっかりと「気持ちが良くなってありがとう」とお礼を言いましょう。 こうやって介護士との良いコミュニケーションをとることが、これから先の介護には非常に大切なことです。 E 介護士を味方につけよう 元気なときは、だれを敵に回しても、気の強い人なら問題はないかもしれませんが、 介護される側になれば、お金を出したからといって、親身になった介護が受けられるわけではありません。 やはり、そこは、介護される人と介護士とのコミュニケーションの問題であり、コミュニケーションがうまく取れていれば、満足のいく介護が受けられる可能性は高いのです。 あなただって、文句ばかり垂れて、不平不満が渦巻いているような人のそばには寄りたくないでしょう。それと同じで、介護士に不平や不満だけぶつけて、感謝する気持ちがなくなれば、誰があなたを親身になって世話をしてくれるでしょう。家族にだって嫌がられるだけの人になりますよ。 F 介護してくれる相手に、過剰な期待や依存をしない 介護してもらう側は、どうしても頼る人がないため、いつも世話してくれる介護士さんを必要以上期待して、話し相手になってもらったり、悩みの相談相手になってもらうことがあるようですが、公私混同は避けるべきであることを知っておきましょう。 相手からいくら世話になったとしても、相手はプロの仕事士として任務を果たしているのであって、人生相談の相手ではありません。 介護は介護、家族は家族、友だちは友だちというスタンスを忘れないようにしましょう。 それが、いつまでも良い関係につながっていくのです。 G 介護は正規の報酬で支払い、チップは不要 どうしても、世話を受けようと思えば、少しでも相手の歓心を買っておきたいと思うのが人情で、チップの一つも渡したくなるものですが、すべて正規の料金にサービス料がはいっているものです。 チップをいくら渡そうかと思い始めますと、それだけで悩みの数が増えていきますよ。 |
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