★介護老人保健施設とは? 介護老人保健施設とは、一般的には「老健施設」などと略称で呼ばれているものです。 老健は病院から退院した要介護者が、機能訓練をして在宅での生活へ戻るための中間リハビリ施設のようなものです。 ですが、実際には、病院を追い出され、引き取り手のない人や、一般に特養(特別養護老人ホーム)と呼ばれている施設の入所待ちをする待機者が多くいます。 老健の入所期間は原則的には3ヶ月ごとに見直しますが、特養待機者が1〜2年入所していたり、老健を転転とする特養待機者も珍しくありません。 病院と老健の大きな違いは、老健の入所の対象が、介護認定を取った要介護の高齢者だということです。実際には、介護度の高い人(身寄りのないおひとりさまは、やや軽度でも)が優先で、とくに都市部では入所待ちの待機者が多いため、入るのは難しいといわれています。 ★介護療養型老人保健施設とは? 2008年5月から「介護療養型老人保健施設」(新型老健)という新しい形の施設がスタートしました。 これは厚生労働省が医療費を抑制するために「社会的入院」が多かった病院の「療養病床」の大削減を2005年から始めるにあたって、考え出された新施設です。 この大削減で、長期入院者は「家に戻るか、介護施設に入りなさい」と言われたものの、老健などの介護施設では医療のケアが弱いし、家に戻っても在宅医療・看護の体制は十分に整ってはいません。 そこで、廃止された病院の療養病床を転用し、病院の療養病床と老健の中間にある施設を作ることになったわけです。 「介護療養型老人保健施設」では、病院より少ないが旧型老健や特養よりも多い医師と、24時間体制の看護士を配置し、「看取りまでできる施設」を目指すことになっています。 ただ、介護報酬が従来の療養病床に比べて2割程度安くなるため、病院側からは「収入が減る」の大ブーイングも出て、先行きに暗雲が漂っているようです。
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