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「おひとりさま」が病気になったときの留意事項

病気で死ぬときの尊厳は自分で守ろう

たとえ「おひとりさま」でなくても、中高年の人たちが集まった会話となれば、「あっちが痛い、こっちが悪い」ということで、悪いところ自慢で盛り上がっているのではないでしょうか。



そして、最後に出てくるのが、「自分の命は自分で決める」というほどの決意はないにしても、「死ぬときは、延命措置などせずに、痛みだけなくして欲しい」という切なる願いです。

おひとりさまの場合、自分の意識が急になくなってしまったとき、「延命措置をして欲しいのか」「痛みだけを取り除いて欲しいのか」という意思確認ができなくなる可能性が多分にあります。

そうなる前に、自分の願いを実現する方法が一つだけあります。
それは「リビング・ウィル」を書いておくことです。



★リビング・ウィルとは

リビング・ウィルは生前遺言とも言われますが、実際は遺言のような法的効力のあるものではないし、まだ生きているうちのことなので、遺言や遺書とは別に書いておくものです。

リビング・ウィルをつくるのには、ふたつの方法があります。

ひとつは、もよりの公証役場で「延命治療をしないで欲しい」「緩和措置で苦痛を取り除いて欲しい」「植物人間状態になったら、生命維持装置を取り除いて欲しい」といった内容の「尊厳死宣言公正証書」をつくる方法です。

もうひとつは、尊厳死運動を続けている日本尊厳死協会の会員になって、「尊厳死宣言」にサインする方法です。

公正証書を作るには、インターネットなどで書式例を探し、自分で「尊厳死宣言公正証書」を書いて署名・捺印し、もよりの公証役場で公正証書にしてもらうだけでいいのです。

手続きを自分ですれば、3万円程度の証書作成手数料だけですみますが、弁護士などに頼んだ場合は、別途料金がかかります。

入院するときに、この公正証書を家族や親しい友人、弁護士などに預けておけば、必要になったときに医師に提示して、「本人の意思なので」と言うことができます。

日本尊厳死協会の会員になるには、協会のホームページなどを通じて資料請求すると、リビング・ウィルが送られてきます。それに署名・捺印して送付し、会費を納めれば会員登録とリビング・ウィル保管が完了です。




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