高齢者となって仕事を引退し、家族も先立ち、最後の人生を元気なうちに謳歌しようと思えば、そのための最低条件としては、自分だけの住まいがあることが大切であります。 なぜなら、施設に入っている高齢者も、あるいは病院で入院している高齢者も、そこがどんなに設備が整った場所であろうと、そこで最後の時を迎えたいなどとはだれも思っていないからです。 設備の整った場所に、患者や高齢者を一箇所に集めてめんどうをみるのは、看護や介護をする人の都合で、本人の思惑ではありません。 病院の入院なら、治療が終われば、いつかは家に帰れるという期待が持てますが、多くの高齢者にとっては、施設に入ったら二度と出られない場所なのです。 だれだって病院や施設のような空間よりは、どんなに汚くても、どんなに不便でも、住み慣れた自分の家のほうがずっと良いに決まっています。 高齢者で介護が必要なら、24時間、在宅支援があればすむでしょうし、ヘルパーさんや看護師さんが24時間ついている必要はありません。 日中3回、夜間1回の巡回介護があれば、在宅でやっていける程度の高齢者はいくらでもいます。 それでも、家族のいる高齢者は家には帰れないのです。 家族は、お年寄りが家に帰ってくるのを拒否するからです。 家族のいない「おひとりさま」なら、自分の家があれば、だれに遠慮することなく、堂々と大手を振って家に帰ることができます。 自分の家は、あなただけの自由な空間であり、心が一番落ち着く場所であり、それが、「おひとりさま」の老後の最低限の生活基盤になるのです。 |
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