中国の孟子のことばに、 「恒産なくして恒心なし」というのがあります。 この意味は、ある程度の安定した財産がないと、心がいつも動揺して安定した状態を保つことはできず、清貧に甘んずることは、心構えとしては立派ですが、それだけでは心の平穏は保てないということです。 これを現代の状況に置き換えますと、人は独身であろうが、結婚していようが、家がなければ、安定した生活は送れず、安定した生活がなければ、人の言いなりに動いて仕事をするしかないという意味になるでしょう。 犬や猫のように自由気ままに動いて、どこででも気楽に暮らすことができるでしょうが、人間はそういうわけにはいかず、安定した住まいは、生きていく上で、避けては通れない大きな問題です。 社会的な信用度においても、いくらお金があるといっても、安定した家を持っていなければ、信用度は相当低くなるのが現実です。 まず、持ち家の一番のメリットは、リッチな気分になることと、一生涯、野宿するようなことはなく、雨風をしのげる場所が確保できることで、しかも、家のローンでも済んでいれば、固定資産税と維持管理費だけで良いということです。 一方、賃貸生活は、家賃が払えなくなれば、いやでも出て行かざるを得ないし、これは死ぬまでついて回ってきます。 70才も過ぎて賃貸生活では肩身も狭いし、体が弱って家賃も払えなくなったら、木枯らしが吹きすさぶ中でのダンボール生活が待っています。 そのうえ、高齢者になれば、たとえお金を持っていても、貸してくれない賃貸住宅も多いと聞いています。 60歳過ぎて安定した生活が送れるのも、自分の住む家があるからで、だれにも遠慮せずに暮らせ、追い出される心配のない家は、精神的な安定剤になるのです。 特にシングルの人が、根なし草のようにいつも揺れ動いているような生き方をしていたら、心は不安で寂しさがつのるだけです。 ある意味では、シングルの人こそ、できるだけ若い時代に家を買うか、マンションを買って、生活の基盤をしっかりさせることこそが、楽しいシングルライフを送る秘訣ではないでしょうか。 |
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