これまでの説明で、おひとりで生きていくのは大変だなあと思ったのではないでしょうか。 介護のことまで考えて貯蓄するとなれば、女ひとりではとても無理だと あきらめた方がいるかもしれませんが、ここで、もう一度、人生について考えて見ましょう。 確かに、何千万も貯蓄があれば安心かもしれませんが、だからといって、今の生活を犠牲にしてまで、老後に備えるためにお金を貯める必要があるのでしょうか。 だれにも頼らず、ひとりで働き、自分を食べさせているか弱い女性が、 自分の老後のために完璧な備えをすることは、はっきり言って難しい。 上を見たらキリがありませんので、自分の身の程を知って、自分の背丈に合った貯蓄をし、そして、楽しい人生をどうやって謳歌しようかと考えるのが健全な生き方ではないでしょうか。 何千万あっても、不安に思う人はいるでしょうし、200万円しかなかっても、人生を楽しんでいる人はいくらでもいます。 いくら持っていても、楽しく生きていなければ幸せではありません。 安心のことばかりを考えていると、せっかく楽しめることがあっても、それに目がいかなくなり、結果的に、いつも心配している人になってしまいます。 そうなると、安心を得るためにお金を稼ぐことだけが人生の目的になってしまいます。悲しいではありませんか。 将来のことは誰にも予想できないのですから、あまり神経質にならず、「そのときは、そのときよ」というぐらい気持ちで生きるのも一つの人生観です。 金欲しや 地獄の沙汰も 金しだい されど行かれぬ 極楽の道 カネカネと 騒ぐうちにも 年は暮れ 我が身は墓に 入り相(あい)の鉦(かね) このような歌もあり、お金がなくても幸福だと思っている人は、世の中には大勢おり、お金が人生のすべてではありません。 |
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