おひとりさまの貯金の必要額は、持ち家を前提にすれば、約2,000万円程度必要としますが、これはあくまで、健康で体が丈夫であり、たいした病気もせず介護保険も使わずに人生の終末を静かに迎える場合です。 問題は、高齢になれば、誰にでも老いが忍び寄って病気にもなるし、最悪の場合は介護も必要になります。 不安を掻き立てるわけではありませんが、要介護になれば、いくら介護保険を利用しても自己負担は免れません。 しかも、その金額は相当なものになります。 家族のいる人なら、まだいろいろと選択の余地が広がる可能性はありますが、おひとりさまの場合は、非常に深刻です。 介護が必要になったとき、おひとりさまが在宅で暮らし続けるのは無理だろう。 なぜなら、たとえ介護保険を使えたとしても、24時間あなたを介護してくれるわけではありません。 食事や排泄の介助を毎日してくれるわけではないので、一人暮らしを続けることなどできないのです。 それでは、費用的にどれぐらいかかるのだろうか。 介護費用は、公的介護保険があるから安心と思っている方も多く、確かに利用者負担は1割で済みますが、公的介護保険の範囲外の部分では、自己負担分が発生しますので、注意が必要です。 要介護状態になった場合に、必要だと考える公的介護保険の範囲外(自己負担分)の月額費用のデータなどをみていますと、必要介護費用(月額)の平均は約19万円にもなるようです。 この金額が、介護期間だけ必要になり、とても大きな負担になります。 |
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