おひとりになった場合、何が最初に頭をよぎるのかと言えば、それはずばりお金であります。 それもそのはずで、お金があれば、日常生活での心配はほぼ解決されるからであり、お金の件は避けて通るわけにはいきません。 人間として生まれてきた以上、だれでも一度でいいから、お金のことは心配せずにセレブのような贅沢三昧な生活をしてみたいと考えるものです。 ですが、たとえこのような贅沢な暮らしは望まないにしても世間一般でいいます 中流の生活ができる程度のお金は必要であり、そのお金がどれぐらいだということです。 もっと端的にいえば、どれぐらいの貯金が必要かということです。 総務省の家計調査によりますと、 ★ 60歳以上で二人以上の世帯の1ヶ月の平均支出額は約23万6千円程度でしたが ★ シングルライフの場合には、やはり総務省の平成22年調査では、約15万円という結果が出ています。 これが現在のシングルシニアの支出額ですが、持ち家があり、長年企業に勤めて厚生年金が入る人なら、何とか生活はできそうですが、 家賃を払い続けたり、国民年金だけで生活しなければならない人は、 やはり足りないでしょう。 それでは、もっと具体的に必要額を計算してみましょう。 シングルライフの場合、 持ち家があれば1ヶ月の生活費が最低15万円程度ですが、そうでなければ約20万円程度は必要となることと、また、寿命も無収入になる60歳から90歳まで生きると仮定します。 1年間の必要額 20万円×12ヶ月=240万円 25年間の必要額 240万円×30年間=7,200万円 ということになります。 つまり、仕事を辞めて無収入になっても、これぐらいの金額は必要とします。ただし、65歳からは公的年金も入ってきます。 年金収入は個人差が大きいですが、ここでは約13万円と仮定します。 90歳までにもらえる年金は 13万円×12ヶ月×25年間=3,900万円 この収入がありますと、 88歳までの生活費が7,200万円で、 年金収入が3,900万円ですから、 貯金としては、3,300万円必要ということになります。 これは非常に単純な計算ですが、それでもだいたいの目安にはなるでしょう。 ※持ち家の場合だと、貯金は2000万円程度必要。 |
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