★ エンターテイメントで脳を活性化 音楽や食事と同じく、映画やドラマの好みも人それぞれです。中にはラブストーリー、それも最終的にハッピーエンドになるものしか観たくないというような人もいるようです。最終的にどうなるかが分っていないと、安心して映画を観られないというのですが・・・。 これまで何度かご紹介してきたとおり、新鮮な体験派脳によい刺激を与えます。 「最終的にどうなるか分らない」というドキドキは、脳にとって決して悪い刺激ではありません。 映画を観るときに特定のジャンルしか観ないというのは、ちょっともったいないことです。どの映画も途中の展開は異なりますし、似たような結末であっても、まったく同じということはないはずです。 しかし脳の中に「ラブストーリーを観る回路」や「アクション映画を観る回路」のようなものができあがっているなら、そこまで別種の驚きは得られないのではないでしょうか。 たまには思い切って、「評判はいいけれど、自分からは自主的に観ようと思わない映画」を観てみるといいでしょう。 その作品がたとえ平凡な展開だったとしても、今までの自分が味わったことのない世界の作品ですから、何かしら新しい発見があるはずです。 映画館で観る場合は、実際に鑑賞する前から、脳を鍛えられるポイントがあります。自分以外の客層がどんな人たちかをチェックしてみてください。何か共通点が見つかるかもしれません。それに加えて、上映後の雰囲気もしっかりと覚えておくことです。 ★ 上映中も脳をフル稼働させる 実際に映画を観ている間も、いろいろな点に注目してみましょう。 せっかく新鮮な体験をするチャンスなのですから、脳をフル稼働させてください。 キャストの顔ぶれはどうでしょう。あなたの好きな俳優が出ていますか? では、ストーリーはどうでしょう。今観ているシーンは盛り上がりどころなのか、これから先どう展開していくのか、想像しながら観てみましょう。 音楽はシーンに合っていますか? 背景や衣装などの美術はどうでしょうか? 映画館まで行かなくても構いません。 テレビやDVDなどでもいいのです。 これまでは、興味のない映画をテレビで放映していても、すぐにチャンネルを変えたり、適当に流して観ていただけかもしれませんしかし、あれこれ考えながら観ることで、映画の内容を脳に焼き付けることができるのです。 ★ 鑑賞後の気持ちを大切にする 映画を観終えた感想は、いかがでしょうか。これまで観なかったジャンルの映画を観たことをきっかけにして、新しい趣味に目覚める可能性があります。 「食わず嫌い」が食べものだけとは限りません。本当はあなたの好みにピッタリ合っていたものを、意味もなく避けていただけかもしれません。 もし好みに合わなかった場合でも、考察の余地はあります。なぜその作品は評判がいいのか、自分が面白いと感じたシーンがひとつでもあったかなどを考えることで、自分の好きなものを再認識する手がかりにできるのです。 |
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