別れて「おひとりさまになる」女性の言い分としては、ひと言で言えば、夫に対する愛情がなくなったという理由で、非常にシンプルな回答です。 非常にシンプルではあるけれども、実際に離婚を決意するには、いろいろな障壁を乗り越えなければなりません。夫婦が離婚するときには、夫への愛情だけでなく、子どもの問題が大きいでしょう。あるいは義理親との問題、経済問題、借金問題、異性問題など、いろいろなことが走馬灯のように頭をよぎってくるでしょう。 「夫婦のことは他人には分からない」とよく言われますが、やはりそれぞれの「別れる理由」と「別れられない理由」があるのです。 「今度という今度こそは、堪忍袋の緒が切れたので、別れてやる」と息巻いていた女性が、次に会ったときには、急にトーンダウンして「あのときの怒りはなんだったの?」と言いたくなるような人はいませんか。あなたの友人や知人、あるいは近所の奥さまのなかに、きっといるはずです。 男もそうですが、飲み会などの席で、女房の悪口をさんざん言っておきながら、現実に別れてしまったという男性は、ほとんどいないはずです。 どんな素敵なカップルに見えても、長く夫婦関係をつづけていれば、「離婚したい」とか「離婚もしかたないな」などと、ふと頭に浮かぶことは、おそらく誰もが一度や二度は経験しているに違いありません。 しかし、「離婚」の文字が頭に浮かんだぐらいでは、なかなか離婚を決意するにはいたらないものです。つまり離婚というのはそれだけ人生において、大きな選択であり、そりに付随する苦労もかなりあるという現実です。 それでも、離婚をしたいと思わせる理由としては、次のようなことが指摘されています。 ★夫が内緒で多額の借金をしていることがわかったとき ★夫の存在自体が嫌になったとき ★夫婦でも絶対言ってはいけないことを吐いたとき ★不倫をはじめとした裏切り行為があるとき これらの理由は、離婚をしたいという気持ちにはさせますが、離婚の決断までにはいたらないものです。 それでは、最終的な決断として、離婚を決意させる原動力はなんなのかと言えば、それは、「この人との婚姻関係を破棄して、自分の人生をもう一度リセットしたい」と、自分の心の中にはっきりと芽生えたときではないでしょうか。 それと、離婚を進めていくだけの精神的パワーが充実していることだと思います。 なにぶん、離婚するということになれば、相当の精神的エネルギーを消費しますから。 |
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