離婚の原因としては、「異性関係」、「暴力を振るう」「生活費を渡さない」などいろいろありますが、そのなかでも一番多いのが「性格の不一致」だそうです。 これはとても便利な言葉で、明確な理由がない場合、だれもが手っ取り早く使うことが多いものです。実際、価値観の不一致、日常生活の不一致、性の不一致、常識の不一致、金銭感覚の不一致など、数え上げだしたら、きりがありません。 最近は結婚してもノンセックス、という若い夫婦がいるようそうですね。 お互いが納得しているなら問題ないでしょうが、子どもの問題もあり、そんなに簡単に割り切ってプラトニックラブを貫くなんて、常識では考えられません。 いつかは、破綻する要素が潜んでいます。 一方では、熟年になっても、夫が性豪で、毎日妻に強要するということで、離婚というケースもあるようです。 もちろん、離婚というのは、「ある日突然」決意するものではなく、その決意のマグマが噴出すまでの長い過程があるからです。 「性格の不一致」というけれど、人間一人ひとり、性格が違い、価値観が違うのは当たり前です。結婚は、だれかの紹介であったとしても、偶然の出会いの一つであることには間違いなく、その二人が、違った環境で育ってきたわけです。 ですから、最初から異星人同士が結婚したわけですから、「一心同体」などありえないし、お互いに違いを認め合うからこそ、愛や信頼が育んでいけるのではないかと思います。これは男と女の関係だけではありません。 ある離婚カウンセラーの人は、「およそ、結婚する男女のいちばんの不幸は、自分が育った環境のなかでしかス短ダートを見つけられないことにあるのではないだろうか」といっています。 つまり、社会性が育たないまま、結婚する男女が少なくないということです。 夫が育った家庭環境、受けてきた教育によって培った文化と、妻のそれは異なる。その違いを結婚の入り口できちんと認め合うことができれば、離婚には至りません。 お互いの価値観なりを認め合っていれば、お互いを自分の尺度で束縛することもないし、相手に過度な要望を期待することもないはずです。 自分の価値観と同じような男性を見つけようとするところに間違いがあり、その結果、「思っていたような人ではなかった」となるのです。 もしも、あなたがいま、離婚を考えているなら、自分と夫の関係はどうなのか、ということを立ち止まってじっくり考えることも必要かもしれません。 |
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