この高額療養費制度を知らなければ、請求できないので還付もされません。 医療機関が親切に案内してくれるケースもありますが、絶対ではありません。 勤務先に健康保険組合があれば、多くの場合は案内してくれるでしょう。 ただし、いずれにしても申請してから還付までに3〜4ヶ月程度かかってしまいますので、一旦は窓口で3割分の医療費を支払う必要があります。 最終的にもどってくるとはいえ、支払いが数十万円になれば、そう簡単に用意ができないかもしれません。 そのための対応は二通りあります。 @ 入院費用の支払いまでに「健康保険限度額適用認定証」の交付を受け、医療機関の窓口に健康保険証とともに提出することです。 これによって、窓口で支払うのは高額療養費制度が適用された自己負担額の上限で済みます。 全国健康保険協会や健康保険組合、市区町村などの窓口で申請すればすぐに交付してもらえます。 A 限度額適用認定証の交付が間に合わない場合、高額療養費制度を担保とした貸付を受けることもできます。 一般に高額療養費支給見込み額の8割相当額を無利子で借入ができます。 返済は高額療養費と相殺され、残額があれば指定講座に振り込まれる仕組みです。 ただし、申請から貸付金の入金までは2週間程度かかるため、自己負担分の3割を一旦窓口で支払う必要があるでしょう。 |
おすすめサイト
・ お金の貯め方・使い方・増やし方と税金対策
・ うつ病の診断・原因・症状・治療と接し方